英語習得のために やるべき事2:学習の目標を設定する
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こんにちは、Saikoです!
英語ができるようになりたいけど、何から始めて良いか分からない方のために、引き続き英語習得のためにやるべき事を順を追って説明していきます。
英語の学習の手順を知らないまま手当たり次第に教材や学習方法を試していては、英語を習得するまでに必要以上に時間がかかってしまい、途中で挫折しやすくなります。
このブログで英語学習の手順を知る事で、余計な努力・時間・お金を使わず、低コストで英語力を身につけちゃいましょう^^
さて、前回は英語を学ぶ目的を明確にしてもらいました。
そちらがまだの方は、こちらで目的を明確にしておいてください↓
英語習得のために やるべき事①:なぜ自分は英語を学ぶのかを明確にする - 国産バイリンガル製作所
英語を学ぶ目的がはっきりとした後にやる事は、目標を決める事です
この記事では、目標設定がなぜ必要なのかと、明確でやる気を起こさせる目標の作り方をご紹介します。
《目次》
- 目標がなぜ必要なのか?
- 目標を設定に必要な要素とは?
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能である)
- Achievable(達成可能である)
- Related(関連した)
- Timely(時間制約がある)
目標がなぜ必要なのか?
目標を設定していないと、英語習得が遠のきます
英語が使えるようになるかどうかは、目標設定にかかっているといっても過言ではありません。
なぜなら、行き先が分からないと何をすれば良いのか、何を使ってどんな風に学習をするのが良いのか決まらないからです。
自分に必要な教材や学習方法が定まらず、どこかで知ったものをとりあえず試して辞める。それの繰り返し…
挙げ句、学習を辞めてしまうケースも。
また、モチベーションを上げる機会が減ります。
目標までの距離を詰めていくというのがないため、自分が前に進んでいるという感覚を味わいにくいからです。
とにかくひたすら頑張って学習する状態になり、ゴールのないマラソンのようになります。これって結構苦しそうだと思いませんか?
逆に目標が定まっていれば、あなたの望む英語力を身につけられる可能性がかなり高くなります。
目標と現在地点とのギャップを考えてやるべき事を明確になり、それらをこなしていく事で着実に英語力がついていきます。
それに加えて、目標があれば自分がどれだけそれに近づけているかが分かるので、成長したと感じる機会ができます。進んだと感じれば嬉しいのでモチベーションが上がります。
逆に近づいていなければ「ヤバイ!」という気持ちになり学習の方法を変えてみたり量を増やしたり、目標に近づけるよう動くことができます。
やはり、目標があった方が英語習得に有利でしょう。
目標を設定に必要な要素とは?
目標設定は、S・M・A・R・Tを使いましょう!
これは、下記の英単語の頭文字を合わせたものです。
Specific, Measurable, Attainable, Relevant, Timely。
それらが目標設定に欲しい要素です。
それらの要素が揃っていると、
1. 自分に最適で
2. ゴールが想像しやすく
3. 進捗状況が把握でき
4. モチベーションが上がって学習を継続したくなる
そんな目標になるので、英語習得が格段にしやすくなります。
それでは、それぞれの要素について詳しく見ていきましょう!
Specific(具体的)
目標が、誰に言っても伝わるくらい明確で具体的であるかどうかです。
具体的な目標というのは、例えば、
「英語が話せるようになる」
よりも、
「友達とバーで2、3時間、日々の出来事やその時にどう思ったかを、会話が途切れることなくスムーズにやりとりできるようにする」
の方がもっと具体的ですよね?
WとHの疑問詞を使った質問に答えていくと、具体性が増しますので、是非その答えを考えてみましょう!
What? 何を?
Where? どこで?
When? いつ?
Who? 誰が?誰と?
Why? なぜ?
How? どんな風に?
How? どの程度?(どの程度のスピード、流暢さなど)
ちなみに、「日常会話を英語でできるようにする」と言う方が多いですが、日常会話というのは幅広く漠然としているため、目標に組み込むことをお勧めしません。
その「日常会話」があなたにとって何の話題を指すのか明確にして、そちらを目標に盛り込んだ方が良いです。
先ほど出した目標の例、
「友達とバーで2、3時間、日々の出来事やその時にどう思ったかを、会話が途切れることなくスムーズにやりとりできるようにする」
の日々の出来事やその時にどう思ったかの方が、「日常会話」とするよりも、何を英語で話しているか想像しやすいのではないでしょうか?
Measurable(測定可能である)
目標の達成度合いが判断できる基準があること。
これがあると、そこにたどり着いた時に達成したと判断できるのと、達成までの進捗状況が把握しやすいため、モチベーション向上にも役立ちます。
数値で測れるものが一番分かりやすいです。
リーディングですと、WPM(1分間に何単語読めるかの数値です)で数値化も可能です。
TOEIC・英検・VERSANTといった試験を活用するのも良い手です。
英会話自体を数値で表すことは、難しいと思うかもしれません。
しかし、例えば
・話していて詰まる回数
・単語が分からなくて困る回数
・言いたいことを英文に落とし込めなかった回数
・何分間会話が続いたか
・○分間自分一人で話し続けることができる
のように数値化する事ができます。
例え数字で目標を表せなくても、ストレスを感じずに英語でコミュニケーションできる、のように最低限 達成したかどうかを判断できればOKです。
ちなみに、「毎日○時間学習する」といった事は目標にするのは勧めません。
こちらは目標というよりも、目標を達成するための方法という感じです。
何か別のことを達成するために○時間学習するということでしょうから。
こちら、私の失敗談なんですけど…
フランス語を毎日30分学習すること自体を目標にしていたら、見事に挫折しました 笑
しかし目標を変え、2019年にフランス旅行に行くまでに、3-7単語くらいのシンプルな1文のフランスで意思疎通できるようにする!としたら学習が続き、空港のおじさんと軽い会話ができました。
Achievable(達成可能である)
その目標が達成可能で現実的なものかどうかです。
ちょっと頑張れば届くところを目標にして自分を奮い立たせる戦略もありです。
しかし、文法が分からない状態から2日間で流暢にビジネスレベルの会話ができるなど、厳しすぎる目標は、逆に途中でやる気を削いでしまう可能性があるので注意したいところです。
もちろん英語学習の進み具合に個人差はありますが、
これまで、それを達成した人がいるか?
というの質問を投げかけてみると良いでしょう。
Related(関連した)
決めようとしている目標は、ご自身の価値観や、人生でやりたい事、最終的な目標に沿っていますか?
Relatedとは、そのまま解釈すると、設定しようとする目標が(自分に)関連しているかどうかを意味します。
ここがガッチリ合っていると、やる気をさらに上げてくれる目標になり、そしてあなたにとって適切な目標ということになります。
前の記事を読んで実行した方は、英語学習の目的がすでに明確になっていますので、設定しようとしている目標がその目的を果たすのに合っているのか確認してもらえればと思います。
Timely(時間制約がある)
いつまでに目標を達成するのか期限を定めているかどうかです。
(Timelyとは別の単語で表現されることもあります。)
期限がないと先延ばしにできてしまい、優先順位も下がりかねません。
期限があれば、より集中して取り組みやすくなります。
是非、いつまでに達成するのか?も目標に盛り込みましょう。
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いかがでしたでしょうか?
目標がなぜ必要なのか、そして明確でやる気を起こさせる目標に大切な要素を知っていただきました。
英語を習得して目的を果たすために、是非それらの要素を入れた目標を立てて学習にあたってください。
目標が明確になったら、次は英語学習自体に焦点を当てていきます。
学習においても、何から手をつけたら良いのか明確になるよう書いていきますので、楽しみにしていてくださいね!