英語の音を明瞭に聞けるようになりたいけどシャドーイングができない!!そんな時の学習法
こんにちは、Saikoです!
今までに色んな英語学習者のサポートをしてきましたが、最初から英語の音声をスラスラシャドーイングできるケースは、そこまで多くはありません。
皆さんの中で、
「シャドーイングで最初の単語は遅れて言えているのに、気づくと発音が音声と同時になってしまっている」
「シャドーイングが効果的だというけど、聞きながら発音するなんて無理!!」
そう思って挫折しそうになっていませんか?
安心してください^^
そんな方のために、今回は英語の音を聞く力を強化しつつ、シャドーイングができるようになる学習法をお伝えします。
この方法を実行すると、徐々にシャドーイングができるようになります。
私の生徒さんだと、だいたい2、3週間でできるようになる方が多いです。
シャドーイングができるようになると、結果としてリスニングが得意になるのですが、今回お伝えする方法自体、音の知覚を向上させて英語の音をハッキリと聞けるようになる効果が期待できます。
さらに、発音も綺麗になるので、
スピーキングで相手に話した事が伝わりやすくなります
英語での会話でコミュニケーションを取れるようになりたい方には必見ですよー^_^
学習方法についてお伝えする前に、何故それが効果的なのか分かっていただくために、まずは何故シャドーイングが難しいかについて触れたいと思います。
シャドーイングが難しい理由
英語のシャドーイングを行う時、2つの負荷がかかります。
①英語の音を【聞き取る】負荷
②英語の音を【発音する】負荷
前回の記事でもお伝えした通り、日本語と英語の音は違いが大きいので、当然聞き取るのが大変です。
しかも、日本語にはないFやRといった発音に気をつけたりしながらモデル音声を追っていくので、発音もなかなか困難です。
そして、英語は日本語よりも口の動きが大きいので、口がまわらない!なんて事もよくあります。
では、①と②の負荷がない状態のシャドーイングはどうでしょうか?
それは、日本語のシャドーイングです!
私たち日本語話者にとって日本語の音を聞く事も発音する事も慣れているので、日本語のシャドーイングであればできるのです。
シャドーイングができるようになるための方法
では、どうやったらシャドーイングができるようになるのかというと、先ほどお伝えした英語を聞く・発音する負荷を下げれば良いのです。
そのやり方は下記の通りです!
❶シャドーイングのスクリプトを見ながら、モデル音声を複数回聞く
その際のポイントとしては、「この単語はこんな発音なんだ〜」という感じで文字と音を照らし合わせるつもりで聞きましょう。
回数を重ねるごとに、より音に集中して聞きます。
こうする事で、耳を英語の音に慣らし、音を聞く負荷を下げます。
❷スラスラ発音できるまで音読する
発音がスラスラできなければ、まずシャドーイングについていけませんね。
という事で、口を英語の発音に慣らすために、複数回音読をします。
シャドーイングする音声と同じ速度で発音しても詰まらずに言えるまで行いましょう。
余裕があれば、それよりも少し速く発音できるようにしておくと、次のステップで音を聞くことに集中しやすくなり、音を知覚する力を強化しやすくなります。
❸オーバーラッピングを複数回行う
シャドーイングはモデルの音声に遅れて真似しますが、オーバーラッピングはモデル音声と同時に発音し始め、そのまま音声にぴったり合わせて発音し、そして同時に発音し終えます。
ポイントとしては、モデル音声を聞きながら発音する際、自分の発音がモデル音声と同じかどうか/どう違うのかを分析することです。
そして、回数を重ねるごとに、モデル音声に自分の発音を近づけていくのです。
オーバーラッピングはモデル音声と同時に発音するので、シャドーイングのようにモデル音声からズラして発音することで混乱が起こることはありません。
また、オーバーラッピングを行う事で、「音を聞きながら同時に発音する」ということに慣れる事ができます。
❹シャドーイングを複数回行う
オーバーラッピングを何度もやって、モデル音声に詰まらずピッタリ合わせて言うことが余裕に思えてきたら、シャドーイングに進みます。
モデル音声が聞こえたら、聞こえた音を忘れる前に真似して発音し始めましょう。
この❹のステップが難しい場合は、無理せず❶〜❸の練習のみで終了します。同じ音声で3日くらい練習してみて、最終日に再度❹に挑戦してみましょう。
その時にできなくても、落ち込む必要は全くありません!
その場合、別の音声で❶〜❸を3日間練習し、最終日に❹ができるか挑戦してみます。
できなければ、また別の音声で同じように3日間練習します。
そのサイクルを続けましょう。
この学習の過程で、英語の音を聞く/発音するというのがどんどん感覚として慣れてきます^_^
そうすると、ある日シャドーイングができるようになっているのです。
いかがでしたでしょうか?
シャドーイングができなかった私の生徒さんは、今回の記事でお伝えした方法で、もれなく全員シャドーイングができるようになり、英語の音の聞き取りが上達しました。
リスニングとシャドーイングが苦手な方は、是非やってみてくださいね!