音読は最強の学習法。その理由とは?
「音読してどうなるってんだ」
子供英会話学校で、マネージャーが子供に音読を宿題で出しているのを見て、昔は正直そう思っていました。
え、だって読むだけでしょ?そんなんで英語の力つくんか?
つくんです。
音読には、以下の効果があります。
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・リーディングが速くなる
・語彙、文法、表現が覚えられる
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詳しくみていきましょうか^^
1:リーディングが速くなる
リーディングがどんなプロセスで行われるのかをいうと、
ディコーディング→理解
という段階を踏みます。
ディコーディングとは、
- 文字に目が止まり、文字を認知する
- 脳の中の辞書を使い、どんな単語が使われているのか分かる
- 単語を音声化する
という段階のことです。
音読をする事で、ディコーディングが自動化します。
つまり、楽にすぐに単語を理解でき、音声化できるようになると言う事^^
ディコーディングが終われば、文法などの知識を使ってその文、文脈、そして話全体を理解します。
その理解するスピードも、音読をする事で自動化し、速く楽にできるようになります。
そして、黙読の際でも私たちは頭の中で音読をしているため、
音読が速くなる=黙読が速くなる
という訳です。
2:語彙、文法、表現が覚えられる
私たちは、日常生活で何か番号を覚えておかないといけない時や、名前を覚えようとする時など、実際に口に出したり頭の中で唱えたりします。
例えば、私が先日やったこと。
映画に行くので、普段はつけないメガネを忘れずに持っていきたいと思い、
「メガネっ、メガネっ!」
とずっと唱えておりました。
メガネ邪魔だし、メガネ越しでなくて直接人とアイコンタクトを取ることは大切だと思っているので、普段からぼやけた世界を見て生きています。
だから忘れちゃうんですよね、メガネ…
ちなみに、その時は無事にメガネを映画館に持っていくことができました♪
まぁ、そんな感じで、私たちは口または心の中で唱える事で、情報をとどめる事ができるのです。
音読もその効果があり、反復する事で語彙・文法などのが身につきます。
少し専門的な話になると、私たちが知覚したものは
感覚記憶(聴覚・視覚からの情報を一瞬だけ保持)
↓
短期記憶(その情報を処理する短い間にだけ保持)
↓
長期記憶(知識として蓄えられる場所)
と言う順番で知識として蓄えられます。
反復された情報が長期記憶に保存されるので、音読を繰り返し行うことで、語彙や表現が覚えられるということです^^
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ただし、上にあげた2つの効果を得るためには、文の意味を理解しながら音読をする必要があります。
現状でそれが難しい方は、その原因と解決策があるので別の記事で取り上げますね^^